ロードバイクで厄払い【門戸厄神】さん【清荒神】さんに参拝してきたお話。

自転車×日記

毎年、1月か2月には恒例のライドとして、兵庫県にある【門戸厄神】さんと【清荒神】さんへ厄払いに行くことにしています。

地元の大阪から片道20km程度なので、ゆるポタの範囲内といえるでしょうか。
いろんなルートが組めるので、前後にいろいろ挟めるのが楽しいライドでもあります。

で、今回は箕面~池田~宝塚までは山のすそ野のアップダウンを楽しんでいこう!というルートを組んでみました。

勝尾寺や箕面公園、旧スパーガーデンを右手に見ながら池田の五月山公園も華麗にスルー(笑)
小さなアップダウンを適度なトレーニングとしながら池田市街に入ります。

不勉強で恐縮ですが、池田には立派な大衆演劇場【池田呉服座】があります。
日本の大衆演劇なんてそうそう見る機会はありませんが、池田市は積極的に演劇文化を街並みに取り入れていて文化度の高さがうかがえますね。

JR福知山線と阪急宝塚線が並走するエリアを線路に沿って西へ。
宝塚に入ると、道と建物がきれいになるので、なんとなく雰囲気でわかるのが恐ろしいところ(笑)

このルートには、パン屋さん【yakitatei】があるので、お昼ご飯を先に買っておくことに。
全品100円で焼き立てのパンがそろっているので、ローディーには願ってもない補給場所です。
屋内にイートインスペースもあるので、その気になればカフェ休憩スタイルもアリ!

今回はカツサンド、ピロシキ、くるみのクリームチーズパンを購入。これで324円。素晴らしい!
そして、こういう時にオルトリーブの「サドルバッグ L」くんはしっかりパンを格納してくれます。

それでは宝塚市に入ったので、まずは【清荒神】さんへ。

ここへは宝塚駅側から御殿山筋を登って、駐車場側からアクセスするというルートもありますが、私は表参道からゆっくりポタクライムするのが好きなんです。
道の両脇にある商店街が(もちろん現役ですが)ノスタルジックに感じるところが良いんですよ。

この日はお正月明けで少し混んでいたので、ところどころは押し歩きで。
私はソロですが、グループライドの皆さんにはお勧めしません(笑)

こういう奥行き感と空気感がなんとも…好き。

表参道をゆっくり500mほどクライムすると駐車場に合流。ここからは自転車もダメなので、駐車場に駐輪。といっても特に置く場所がないのでバイク置き場の隅へ。

参道の徒歩ブロックは賑やかな屋台街です。いわゆる仮設テントではなく長屋型のしっかりした造りで売っているものも様々。この区間約200mは圧巻ですね!
お店も常設なので、お正月シーズン限らずこうやってお店が出されているのはなんともすごいことです。

清荒神さん。正しくは【清荒神 清澄寺】さん。
火の神様、台所の神様で有名です。このジェンダーレスな時代にあれですが、昔は台所だけに女性の厄払いの荒神さんとして崇められていました。

やはり年明けしばらくは人が多いですね。その分お線香やろうそくがたくさん炊かれるので、お参り感はすごいあります。

台所の神様なので鉄箸を奉納します。

清荒神さんにお参りしたので、次は門戸厄神さんへ向かいます。
宝塚から西宮へ南下していくのですが、山を下るとすぐに【宝塚歌劇場】と【手塚治虫記念館】がドーンと待ってくれています。

失礼ながら宝塚歌劇は全く見たことがないのですが、ファンの方に聞くと熱いものがあるようですね。
私は子どものころからお世話になっている手塚先生のキャラクターに惹かれちゃいます。(笑)

ブラックジャックとサファイア姫。サファイア姫こそ元祖ボクっ娘であることは譲れない…!

宝塚大橋から。あ、【宝塚大劇場】が正式名称なのかな。

本当は武庫川サイクリングロードを下って西宮に出る予定だったけれど、車道にきちんとブルーラインが引いてあったので、さすが宝塚、道キレイ!!とおもって走ってたら…迷った。

なんか巨大な建造物があったのでとにかく寄ってみたら、これが【阪神競馬場】なんですね。想像の10倍ぐらいデカい!!!

競馬は一切やりませんが、これも好きな知人に聞くと熱いようで。あとウマ娘も来てますし。
しかしこれだけ大きくきれいな施設が維持できるということは、それなりにあるわけですよね…マネーが。
ああ、おそろしや(笑)

現代機器のスマートフォン、そしてGoogle mapさんのおかげで本当に迷うということはないわけで。
なんやかんや寄り道したものの、無事に【門戸厄神】さんに到着。

数年前にこの龍王様の立派な壁画ができたんですが…私的にはモンハンワールドに見える…
まだまだ信心が足りないのかもしれない…。

【門戸厄神 東光寺】が正式名。みんな門戸さんとか厄神さんとか言うてます。寅年ですねー。

ここも新年なのでいい感じに混んでいますが、ちょうど翌日が「厄除け大祭」にあたるのでそれはもう本当にエライことになるんでしょう。
公式HPでも「数十万の善男善女が参拝に訪れに賑わいます。」とありますし。

添え護摩に500円を奉納。自分の名前と年齢(数え年)それと願い事を二つまで。
ところで、数え年で年齢を書くのは地味にショックだ…。

添え護摩と引き換えに、ありがたいお札がいただけるのでおうちに飾りましょう。「南無厄神明王!」

前厄・本厄・後厄の3年は、毎年ここで特別祈祷をしてもらっていました。関西の方なら大体ここで厄払いをするんじゃないでしょうか。

それでは厄神明王さんにしっかり厄払いのお願いをして、本日のミッションクリアです。

さて、ここから帰途につくわけですが、私のこだわりとして「往復であっても同じ道を走らない」というのがありまして、来た道を引き返さずにルートを組むことになります。

マップを見ながら南側から大阪に帰るには…途中に見ごたえある場所がありますね。
そう。【大阪国際空港】または【伊丹空港】です。

「港」というワードはとかく私をワクワクさせてくれるのですが、「空港」もまたしかり。
乗り物好きの少年心にはとにかく響きますね。

伊丹空港まわりには空港や飛行機が展望できる場所が、それはもうたくさんありすぎて。
空港だけをテーマにしたライドで1日使えちゃうんじゃないかっていうくらいです。

今回は帰り道なので無理のない範囲でルートに組むと、猪名川沿いにある【エアフロントオアシス下河原】がちょうどいいですね。
ここは、滑走路から飛び立つ飛行機を見るのに一番の場所です。逆に着陸場所としては有名な【千里川の土手】があります。

そういえばyakitateiで買ったパンをまだ食べてなかったので、のんびり飛行機を見ながら少し遅めのお昼ご飯をここで。日中あったかくてよかった!

日なたのベンチでゆっくりパンを頬張りながら、時折飛び立つ飛行機にカメラを向けてみたり。
のんびりした時間が流れます。これがゆるポタ、いやフォトポタだ!
よし、ANA機がうまく収まった!!!

という贅沢な時間を過ごして、あとはまっすぐ国道171号線沿いに大阪へ帰ったとさ。めでたしめでたし。

厄を払って、今年がいい年でありますように!!

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