【自転車×キャンプ】ちゃりキャン。初体験!

自転車×日記

ちゃりキャン。デビューの日

「ひょっとして、自転車とキャンプって相性いいんじゃないか?」と思いついて、ロードバイクにキャンプグッズを括り付けて近場のキャンプ場へ行ってきました。
…と言っても、時は2018年の秋ごろのお話なんです。

大阪からそれなりに走りごたえもあって、初心者でも苦労しなさそうな場所といえば、京都府は相楽郡にある【笠置キャンプ場】ですね。
ルートは超シンプル。京阪奈の要である【さくらであい館】から木津川のサイクリングロード沿いに走っていくだけ。片道60kmくらいの平地ライド。うん、快適快適♪

そうそう、食材は【加茂】にあるスーパー【サンフレッシュ】で買いだしましたが、ここが事実上最後の買い出しポイントなので、大阪側からアプローチされる場合はチェックしておきましょう。

家を出たのがお昼過ぎだったので到着時は夕方。笠置大橋の上から眺めるキャンプ場は比較的にぎわっていました。10月中旬なのでまさにキャンプシーズンですね。

川沿いの穏やかなキャンプサイト。いい感じに夕暮れ感が出てきましたが、明るいうちにテントを設営しないといけません。

自家用車のみなさんはスペース確保と位置取りに苦心されていますが、自転車だとほとんど場所を選ばないので自由が利きますね。今回はオートキャンプエリアから離れた岸辺に場所を定めます。見渡す限り自転車キャンパーは私だけの様子。

自転車旅を想定して購入しておいた「Naturehike(ネイチャーハイク)」の軽量テント。一式で約1,500gはスゴイ。これが当時約1万円でしたが今調べると値段あがってますね。

前室が小さすぎるのでタープもあったらよかったかなー、とか思いながらも露天での食事もいいものです。好きなものだけ作って食べて、好きなお酒を飲む。うーん最高だ!!

トイレに行くときにキャンプ場の設備を見学。かなりしっかりした調理スペースがあって初心者にも安心です。でもキャンプに大切なのは管理設備より利用者のマナー、「立つ鳥あとを濁さず。来た時よりも美しく。」ですよ。
ちなみに、執筆現在の【笠置キャンプ場】は、この利用マナーの悪化で「直火禁止」になりました。ブームによる裾野の拡大は、その界隈のマナーや常識の低下という副産物が必ず生まれるのが残念なところ。

オートキャンプの皆さんは、ランタンや電飾がお好きみたいで、あちらのゾーンは夜でも明るい(笑)。ちなみに私は自然派。ローソクランタンの仄かな灯りで楽しみます。

笠置の空にオリオン座が綺麗。笠置付近は高い山がなく空が大きく開けているのと、ほとんど(キャンパー以外の)明かりがないので、深夜には満天の星空が見えるのです。夜空を眺めて、何もしない時間。これが贅沢なのかもしれません。京阪奈エリアでこれだけの開放感は貴重です

陽が昇ると朝。当たり前ですが、自然の中ではアラームいらずで起きられてしまう。これもまた素晴らしいことですね。朝食は「アルミパックの天ぷらうどんに昨夜のおつまみウインナーを添えて」。
この日は夜から早朝にかけて恐ろしく冷え込んだので、これで正解でした。そういえば、足元はMTB用のSPDシューズ。1泊キャンプにはこれ一足で十分。

夜露に濡れたテントを日光が乾かしてくれているの図。陽が昇るとどんどん気温が上がっていきます。
ソロキャンプでテント泊意外に特にすることがないので、朝食後に散歩したらエリアの撤収です。

ものの15分くらいで撤収を済ませて、8時台にはキャンプ場を後にする、という”ファストキャンプ・スタイル”。自転車キャンプだと装備が限られるのでこうなるのでしょうね。ソロだとなおさらだ。

で、2時間半ほどかけて木津川サイクリングロードを走って、大阪に戻ったのが11時ごろ。自転車キャンプ実験としては適度な行程でした。

ちゃりキャン。の装備いろいろ

ここで今回の【ちゃりキャン】装備のまとめです。

バッグ類はすべて【ROSWHEEL】製。リーマンライダーには安価なAmazon流通品で十分です。

<ハンドルバーバッグ>
・コッフェルセット ・調理器具 ・ナイフ等の小物類
<トップチューブバッグ>
・ワンバーナー&ガス ・ろうそくランタン
<サドルバッグ>
・テント一式 ・エアマット ・シーツ ・防寒具 ・タオル等
・シュラフは上部に括り付け ・コップはカラビナで吊り下げ

…と、おおむねこういう装備。

あとは自転車キャンプにおける軽量化・コンパクト化のためにテント・シュラフは軽量なものを、マットもコンパクトにできるエアマットを選択しています。春~秋の3シーズンはこれで大丈夫。

キャンプとしての快適度を上げるには、あと「チェア」と「タープ」が欲しいところですが、これらを加えると現在のストレージでは不足するので、フロントフォークにドラムバッグを装備する必要がありそうですね。(…といいつつ、すでに用意してある笑)

ちゃりキャン。のまとめ

なぜわざわざ4年も前のライドを記事にしたかというと、今年また「ちゃりキャン。」に行こうと思っているからなのです(笑)。こうやってまとめてみると、よりイメージが明確になるので次の旅にも活かせますもんね。

自転車旅では【軽さ×スピード×距離】の関係が重要であることをいつも実感していますし、季節によっても装備やペース配分がずいぶん変わってきます。これに【キャンプ】という要素を加えると、はたしてどうなるのでしょうか。

ランドナーにパニアバッグを括り付け、大きなリュックを背負ってゆっくり荒野を走っている…というイメージが一般的ですが、ロードバイクであるなら、軽さ・速さという特性を考慮しつつ、短時間で長距離を走ってなおかつキャンプをしたい。となると、装備と距離のバランスをどこに持ってくるのかが大切になってきそうですね。

次の「ちゃりキャン。」は目下計画中ですが、衣食住の環境は一般的な宿には及ばないので「楽しさは勝るものの回復が期待しにくい。」はず。となると「1日100km未満、最大2泊」まで、というのがひとつの目安でしょうか。
あ、輪行を挟むのなら輪行バッグやキャンプグッズを入れるバッグも別に加わるのか…うーん、悩ましい。でも楽しそう!

という、過去のふりかえりと、これからの妄想のお話でした。

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