この夏、インスタ界隈でやたらと「風鈴」の写真を見かけるようになりました。
以前に行った【風鈴寺(正寿院)】や【紫陽花寺(楊谷寺)】もそうでしたが、風鈴や花手水など季節を題材とした「映える」系の飾りつけは、神社仏閣に多くの参拝者を呼び込んでいるようですね。
気になって調べてみると、、地元からすぐ近くの【水無瀬神宮(みなせじんぐう)】でも、今夏は「風鈴棚」を設けているようなので、夏の早朝に「涼」を求めていってきました。
ほんとに地元のポタリングなので、ルートには早朝の商店街とかが普通に入ってきます。
いつもは気にしていないけれど、人がいないアーケードは静かでいい感じ。
あれ?ここに旅館なんてあったっけ??って改めて気づいたり。
日常も観察の仕方を変えると、新しい気づきや発見があるものですね。地元とはいえ潜在的なコンテンツ量は侮れません。
普段は撮らないであろう、街中スナップ。
薄明るい早朝の光は、やっぱりいつもと違った街の表情を切り取ってくれます。うん、早朝いいなあ。
西国街道沿いに走って15分。あっという間に目的地へ。もはやご近所ポタリングですね。
大通りに面しているわけでもなく、門前町があるわけでもない。大阪の隅っこ「島本町」にある【水無瀬神宮】は、地域にひっそりたたずむ神社。
巷では「社格や由緒のわりに、小さい神宮」と言われているようですが、実は「大阪府唯一」の「神宮」だそうです。
「水が無い」と書くのですが、境内には「離宮の水」と呼ばれる御神水が湧き出ていて、この水を目当てに休日には人が並ぶほど。
いよいよ門をくぐると、一面の「風鈴」がお出迎え。
思っていたよりも多くてびっくり。ブルー一色というのも私の好みで中々いい感じですね。
「風鈴棚」には数えきれないほどの風鈴がつるされていますが、ひとつひとつに願い事が書いてあったので、ここでは絵馬のような位置づけなんでしょうね。
なので、短冊が映らないように、あまり寄って撮ることは控えましょう。
大きくて質素な造りの本殿。ここでお参りをします。
それにしても早朝の境内は本当に静か。「セミが鳴いていない時間帯」というのが特にいい!(笑)
そういえば、一角には「風車」のエリアもありました。
色とりどりの風車は、見ようによっちゃあ「縁日」的な飾りつけ。こういうのも素敵ですね。
風が吹くと一斉にくるくる回りだすのは迫力。一見の価値アリでした。
早朝だからこそ、のちょっと贅沢なショット。
人がいない境内に風鈴の音だけが静かに鳴っているというシチュエーション。この空気感は早朝だけの特権。
参道には、地元の幼児や小学生による手作りの風鈴が飾られていました。
神宮といえば大きく派手な場所を想像しがちですが、【水無瀬神宮】は質素でこじんまりとしているもの地元に愛され溶け込んでいる「静かな神宮」なんですね。
お参りをして、写真を撮って、まっすぐ帰るというだけの往復1時間程度のポタリング。北摂民のお散歩コースとしておススメですよ。
というお話でした。
めでたし、めでたし。
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