自分の不注意なんですが、朝の通勤時にちょっとしたケガをしてしまってロードバイクはしばらくお預け。
休みの日はロードで遠出をすることが多いのですが、しばらくは長男のクロスバイクを借りての街ポタで我慢しよう…と思ってたら、小学生の末っ子が「一緒に行きたい!」と申し出てくれました。お父さんはうれしいぞ!
末っ子の愛車は私が以前乗っていたミニベロをロード仕様にカスタムしたもので、一丁前にロード乗り気取りです。山やロングはまだ無理ですが、街中ならイケるとふんだ模様。いい心がけだ。
さて、小学生に神社仏閣巡りは物足りない。というか興味が持てないだろうし、何かいい目的地はないかと探していたら「寒いからお風呂屋さんに行きたい!」と。…すばらしい発想じゃあないか!
…というわけで、やたらとお金のかかるスーパー銭湯ではなく、ここは我が町の風情を知ってもらうために、昭和の香り残る【銭湯】を目的地として、私のケガが治るまで週ごとに回ってみようという流れになりました。
親子企画の1週目は高槻市にある【摂津温泉】。
名前に温泉とありますが、天然温泉ではございません。しかし銭湯に「温泉」とつけるのは業界の正しいセオリーです。(笑)
営業時間は15時から。昔ながらの番台スタイルで、入浴料は大人490円、小学生200円。公衆浴場として条例等で定められた適切な営業形態の銭湯です。スーパー銭湯は大人一人で800円以上取るところもあるのでうれしい限りですね。まさに庶民のためのお風呂屋さん。
それでも設備としては、大風呂、ジェット風呂、薬湯、電気風呂、サウナ、水風呂。と一通りのお風呂がそろっているのですごいものです。あと、銭湯なのでシャンプーや石鹼の備え付けはないので持参が基本ですね。
さて、令和の小学生は初の銭湯体験です。番台のつくりや昔ながらの体重計(はかり)、ガラス戸の冷蔵庫に並ぶ瓶サイダーやフルーツ牛乳に興味しきり。私は私で、昭和からそのまま残る広告や看板を見てテンションが上がります。
洗い場の水道も昭和仕様。自動混合水栓しか知らないであろう我が子に、洗面器でのお湯の作り方や固形石鹸(持参)での体の洗い方などをレクチャー。めずらしく父親らしいことをしています。(笑)
結局すべての湯舟&サウナを制覇。風呂上がりに我が子はフルーツ牛乳、私は瓶コーラであがりの一杯をいただいてミッション終了です。子どもも非常に楽しかったようで、翌週も別の銭湯へ行く気満々になってました。
親子企画2週目は、同じく高槻市にある【湯の華温泉】。
名前の感じはまさに温泉ですが、やはり天然温泉ではありません。しかしこれでいいのです(笑)
ここも、摂津温泉と同じく番台スタイルの古き良き銭湯。営業時間・料金ともに摂津温泉と一緒で、府内の公衆浴場と同一条件で営業されています。
こちらの銭湯はミネラル入浴剤を使われているのですね。このフォントと模様入り摺りガラス&タイルで装飾された懐かしい入口が心の琴線に触れます。
湯の華温泉は比較的熱めのお湯。入る瞬間にピリリと肌を刺激しますが、この湯加減がいいですねー。
設備は、大風呂・ジェット風呂・バブル風呂・電気風呂・サウナがそろっています。水風呂はないのでサウナ後は「かかり水」になります。
先週同様、銭湯でゆっくりまったりして、風呂上りにはコーヒー牛乳&フルーツ牛乳。ただしい銭湯スタイルを楽しみつくしました。
それにしても町の【銭湯】は、親子2人ドリンク付きで1,000円かからないので非常にリーズナブルですね。巷の【スーパー銭湯】も快適ですが、たまには昭和の香りとノスタルジーにじっくり浸るのも良いものです。ちょっとクセになりそう。
帰る前にロード&ミニベロを入れて撮影タイム。帰り道は旧市街の細道をポタリングついでに走っていたんですが、立派な門構えのお寺を見た子どもが「あそこで写真を撮りたい!」と。
君にも自転車旅人の血が流れていたんですね。(笑)
というわけで、今回はリハビリライドを兼ねた銭湯巡りをしました。昔の日常で今の非日常の【銭湯ポタリング】もいいですよ。というお話はこれでおしまい。
めでたしめでたし。
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