【ロングライド】滋賀県 長浜市/ふらっと、ポイントラリーとか。<長浜城・史料館・木之元・賤ケ岳・奥琵琶湖>

自転車×日記

なんと、久しぶりの「自転車×日記」カテゴリの記事です。

旅ライドに近いような気がしますが、その日の朝に思いついて「ふらっと長浜を走ろうかな。」となったお話。

そのきっかけがコチラ。

「長浜サイクルスタンプラリー」です。

どこか走りたいけれどいい場所が思いつかないときは、ネットでイベントを探してみるクセがあるのですが、この日ハマったのがこのイベント。

大阪から輪行で90分。十分射程内ですし、湖北を半周して帰りは湖西線で帰るルートとして距離も適当。うん、今回はコレで決まりだ!

ということで、9時30分ごろの電車に乗って11時10分にJR長浜駅に到着。

ほぼお昼前なので今日は半日ライドですね。ゆっくりのんびりスタンプラリーを楽しむことにしましょう。

ルートはこんな感じ。距離も時間も半日ライドにちょうどいい。

JR長浜駅から北に向かって12か所のチェックポイントがあるんですが、最後のポイントはJR永原駅付近。そのまま西に走るとマキノまで行けちゃうので、湖北を半周して湖西線で帰る感じですね。

実はワケあってゴールは近江今津駅になっていますが、そのあたりは記事中で。

では、久しぶりの自転車日記のはじまりはじまりー。

①長浜観光案内所 ②長浜城歴史博物館 & 黒壁スクエアめぐり

まずは駅前のチェックポイントを2か所おさえておきます。

①観光案内所 ②長浜城歴史博物館 ともに長浜駅から半径200m圏内なのでスタートは楽勝。

ビワイチの時は湖岸沿いに小さな長浜城のレプリカを眺めていた気がするんですが、駅のすぐそばに立派な天守があるのは知らなかったなあ。

長浜といえば「黒壁スクエア」。長浜の城下町の風情がしっかり残るストリートはポイント箇所じゃないけれど見て回らないといけませんね。

「曳山まつりと子ども歌舞伎」も長浜の風物詩だそう。この商店街の真ん中には曳山博物館もあります。

昔ながらの商店街。建物や看板にも風情がありますね。

商店街の入り口にある、とある八百屋さん。

わかってて立ち寄ったんですが、ここには私の大好きな番組「出川哲郎の充電させてもらえませんか」の足跡があるんです!

「ザ・門前町!!」というくらいわかりやすい街並み。

立派な楼門は大通寺さん。観光の方もたくさん訪れていました。

堀のある風景。建物の裏の顔と水面に映る庭木の姿も素敵です。

ポイント2か所はあっという間にクリアできたけれど、思いのほか長い時間滞在しちゃいました。

③石田会館 ④国友鉄砲ミュージアム ⑤姉川古戦場跡

では、いよいよ本格ライドのスタートです。

ビワイチで長浜に立ち寄るとしても、ほぼ湖岸沿いになっちゃうので内陸側を走るのは新鮮。

伊吹山系の山並みと田園地帯、広々とした風景は格別です。

③石田会館 日本史の知識がほぼ皆無なので現場に到着するまで「石田三成生誕の地」であることを知らなかった…

石田町という名前もここが石田三成ゆかりの地だからなのですね。

今回のポイントラリーはこの戦国の史跡を巡るのがメインになっています。

きっと歴史好きにはたまらないコースでしょう。いつものごとく日本史に疎い自分の薄学をここで後悔。

④国友鉄砲ミュージアム 男子的にはこれもおいしいコンテンツなのですが、今日はポイント稼ぎが目的なので入場は見合わせ。

鉄砲は種子島のイメージですが、合戦の舞台となるこの地にも鉄砲は欠かせないものだったんでしょうね。

目の前にそびえる伊吹山が冠雪していました。一気に気温が下がった11月半ばの光景で、私的には今年の初雪になります。

滋賀県のコッチ側、あまり見ることがなかったけれど、こんなに雄大な自然が広がっているんですね。

⑤姉川古戦場 浅井軍と小田軍が合戦した場所なのだそう。実は似たような看板や石碑がいくつかあって迷った場所の一つでした。

⑥道の駅 浅井三姉妹の郷 ⑦浅井歴史民俗資料館

長浜市の内陸部をコース上に並んでいるポイントたちはどれも戦国の史跡なんですが、ポイント~ポイントの距離感がだいたい3~5kmの離れ具合なので自転車的にちょうどいい距離感なんですよ。

⑥道の駅 浅井三姉妹の郷 ちょうどレスト地点としても活用できるのでここで小休止。

道の駅にはお土産やお食事処もあって、湖北内陸部のオアシス的な場所ですね。

ところで浅井三姉妹って何!?(よく知らない)。

⑦浅井歴史民俗資料館 門の中には戦国の生活様式が住居ごと再現されています。

…といいつつやはり入場は諦めます。

でここで浅井三姉妹がいつかの大河ドラマの題材だったことを知る私。

山のふもとに整然と並ぶ日本家屋。集落の様子がなんとも愛らしかったので思わずシャッター。

あの集落は浅井姓になのかもしれませんね。

⑧小谷城戦国歴史資料館 ⑨高月観音の里 歴史民俗資料館

振り返ると伊吹山。

広域農道に似た長い直線道路が山の大きさと遠近感を際立たせます。

兜でっかーー!!

ポイントに近いけれど実は別の場所。資料館じゃなくて「城跡ガイド館」だって。どうやら道を一本間違えたらしい。

⑧小谷城戦国歴史資料館 今回のポイントラリーで私が感動したナンバー2

この垂れ幕看板のインパクトがすごい。(笑)

小谷と書いて「おだに」、城郭のお城ではなくて地形を利用した「山城」なのだそう。

この山の一帯が天然の城塞となっているわけですね。こんなの初めて見た!

時間があればぜひ巡ってみたかったのですが、ポイント優先なので泣く泣く後にしました。

いつかもう一度訪れてみたい場所として残しておくことにしましょう。

⑨高月観音の里 歴史民俗資料館 …4いや5度目の歴史系資料館だー!

今日はどこにも立ち入っていないのだけれど、これだけ資料館をめぐらされると入館者数とか困っているのかな…とか変に邪推をしてしまいます。

入館しなくてごめんね。とここまで来てなにか申し訳ない気がしてきました。(笑)

⑩賤ケ岳古戦場

北側に目をやると、またも雪化粧をした山々が。

方角的にはきっと岐阜県か福井県あたり。冬が近づいてきた感じがしますね。

ビワイチマニアにはおなじみの、木之本そして「北国街道」。

福井県へつながる旧街道沿いには当時の名残が多く残っていて、好きな場所の一つなんです。

木之本といえば「つるやパンのサラダパン」ですね。湖北を巡るときには外せない場所&アイテム。

今回のポイントには関係ないんですが、個人的にどうしても立ち寄りたかったのです。

今日のサラダパンはお土産に家へお持ち帰りとしました。

⑩賤ケ岳古戦場(しずがたけこせんじょう) ま、まさかのリフト!?

今回のポイントラリーで立ち寄って感動した場所ナンバーワンがここです。

ビワイチではこの賤ケ岳の小さな峠と旧道トンネルを越えるのが定番で、そのあたりが古戦場なんだろうなーとか勝手に思いながら走っていたわけですが…

実は、過去一度もその反対側(?)に「リフト乗り場」があるなんて思ったこともなかったんです。

で、今回のポイントで初めてここにたどり着いたわけですが…

なんて細い道。というか、ここにリフト乗り場とか想像できないんですけれど…

あったーー!!??

秘境感さえ漂う森の奥のリフト乗り場。こんなロケーションは人生初体験です。

旅人としてこれは乗らざるを得ませんね。

往復900円。高いのか安いのか相場がまったくわかりませんが、とにかく乗車(?)です。

空に向かって細く長く続くシングルリフトの静かな迫力に圧倒される私。ちなみに山頂になにがあるのかもよくわかっていない。

そういえばリフト乗り場のお姉さんが、リフト降り場から山頂まで10分くらい歩くって言ってたような。

今日はマウンテンタイプのSPDシューズで大正解。この斜度を徒歩で登っていきましょう。

どーーーーん!! 山頂だー!! ぜっけいだーーー!!!

足元に広がる奥琵琶湖、そして水平線。琵琶湖ってやっぱり大きいんだなあと実感します。

碑には「七本槍古戦場」とありますが、残念ながらやはり知識がない私。

それにしてもこんな急峻な山でどのように戦ったのか想像がつきません。立ってるだけでも危ないだろうに…

一応屋根ありの展望台もありますが、むしろ景色はここじゃない方がよく見えたりします。

木之本から長浜市街を望む。

田園風景のパッチワークが綺麗。

綺麗に連なる尾根と、その下に広がる琵琶湖。

北側を望むと「余呉湖」が綺麗に見渡せます。鏡のような湖面が本当に美しい。

少し下ったところから奥琵琶湖を見渡せます。ここからの眺めがまた格別。

夕方前の時間帯で完全に逆光ですが、その分山々のシルエットと湖面の反射がいい感じの雰囲気を作ってくれていました。

賤ケ岳古戦場は、湖北の景色が360度見渡せる絶景スポットなのでした。

はじめてリフトを利用して賤ケ岳の散策をしましたが、その価値が十分あった場所でした。

ビワイチは何度もしているのにこんな場所があったなんて。サイクリストは意外とスルーしがちだと思うのでぜひ立ち寄ってもらいたいところです。

⑪JR永原駅 ⑫北淡海 丸子舟の館 でポイントクリア!

ビワイチでお約束の展望ポイント。

そう、ここを賤ケ岳とずっと思っていたのです。とはいえ、ここの景色も十分綺麗ですよ。

山頂で結構時間を使ったので、夕暮れが迫ってきました。

秋の陽が落ちる速さは侮れないので、ラストポイントの獲得に向けてラストスパートです。

⑩永原駅 ⑪丸子船の館 は目と鼻の先なので、あっという間にクリア!!

しかし時間が17時を回っていたので、館はしまってました。

ともあれ帰りは長浜ではなく、対岸のマキノとしているので、ここからは日暮れとの勝負として湖岸道路をスプリントです。

湖岸に咲く桜で有名な「海津大崎」を駆け抜けます。

桟橋の風景とか、もはや金曜ロードショーですね。(古っ!)

高島サイクルスタンプラリーに乗り換え

さて、奥琵琶湖をはさんで長浜の対岸、つまり湖西側にある「高島市」でも実は同日程でスタンプラリーを開催しているのを私は知っていた…。

高島には有名な「メタセコイア並木」や「マキノ高原」があったりして、長浜と同じく12のポイントが設定されています。

帰りはマキノ駅から輪行を予定していたのですが、この高島エリアで少なくとも3ポイント獲得できれば景品が当たるチャンスがある…

ということで、写真にはありませんが、ちょうど湖西道路沿いにある「マキノサニービーチ」「湖西の松林」「桂浜園地」をたどっていくと近江今津駅につくというルート構成で3ポイントを獲得した、という形。

そんなこんなでゴールの近江今津駅に着いた頃にはもう真っ暗。

それでも18時過ぎだというのだから、秋の落日スピードには驚かされます。

駅のロビーで輪行準備をして、18時20分発の新快速にて無事に帰阪できた私でした。

これで19時過ぎには大阪に着いているわけなので、遠くて近いのが琵琶湖だったりすのです。

日記のまとめ

最後に今回の行程はこんな感じでした。ということで。

それにしても長浜は思っているよりもずっと広いエリアでした。

歴史上の史跡も多くありますが、とにかく合戦が多い場所だったんですね。岐阜との間には関ヶ原もはさんでいますし、東西の要所だったことがよくわかるライドでした。

ビワイチとは違う角度で湖北地域が見られたことは自分にとっては大きな収穫で、往復3000円程度の交通費も十分もとがとれるくらいの情報量&撮影量となったのでした。

たまにはこういったイベント目当てに遠出するのもアリですね。

めでたし、めでたし。

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