【ぽたんぷ2】帰ってきた北摂ライドイベントに参加しました!

自転車×日記

7月17日(日)に、あの「ぽたんぷ」が装いを新たに「ぽたんぷ2」として帰ってきました

なお、予習として12月にあった「ぽたんぷ(第1回)」の記録はこちらから

前回の終了後、すでに夏の開催を予告されていたのでとても楽しみにしていた「ぽたんぷ2」。募集の開始後すぐに申し込みをしましたよ!

ちなみに秒で申し込んだつもりがゼッケンナンバーは【247番】。せめて2桁台をと思っていたのですが…。けれどライド中に参加者(以下、ぽたんぱー)と話していると、今回は申し込みの逆順にナンバーを振り当てたらしいことを聞いて納得。ということは250人くらいは出走しているわけですね。前回の倍の参加があるんだ!

今回も「当日まで開けてはならない封筒」。そしてゼッケンプレート。
当日までの準備はこのゼッケンプレートの装着と「ホシール」へのナンバー書き。

出走するバイクには迷みましたが、やはりイベント理念が「ポタリング×スタンプラリー」であることと第1回ぽたんぷの際に「革製ゼッケンホルダー」が意外と注目されたので、今回もクロモリバイクのラレー号をチョイスしました。

準備を整えて、いよいよ当日がやってきました!!

日の出とともに始まる開会式はAM4:45から(笑)。インスタライブでの中継ですがそれでも100人以上の視聴があるのはスゴイ!!服部緑地からの開会式中継に駆けつける「ぽたんぱー」もいて早くもイベントの熱気を感じます。

いよいよ封筒をオープンするとこの日のポイントマップ、そして新ルールでのホシールじゃんけんミッション。前回よりも規模もお楽しみポイントも大きくなっていることを実感します。もう朝からテンションMAX状態。

開会式を見ながらマップを確認。犬の散歩や朝食を早めに済ませ、ラムネライダーは6時前に出走です!ちなみに、この出走&ゴールを自分のタイミングで決められることも「ぽたんぷ」の良ポイント。

自宅から一番近いのが【安威川ダム展望広場】。地元での高得点ポイントなのは嬉しいところ。

朝6時過ぎだというのに、ぞくぞくとぽたんぱーが集まってきます。
「あ!上の展望台工事中ですよー!」と声をかけてくれる方。「さっそくジャンケンしましょう!」と勝負を挑む方。みなさんソロでの参加ですが、イベントの仕組みで自然とコミュニケーションが生まれるのは嬉しい!

ちなみに普段のライドでも、すれ違いや追い越し(追い越され)の時は「こんにちはー!」と声をかけるようにしているんですが、だいたい3人に2人は「すーん。」とスルーしてくださるので、こうやってライドで会話が生まれるのがすこぶる嬉しい私なのです。(笑)

めずらしく自画像。皆さんに声をかけて走りまわっていたのはコイツです。

そうそう、ポイントの【ようこそ見山の郷へ】は間違えた方が多かったのではないでしょうか。この看板は施設がある「見山の郷」から約1kmほど離れた場所にある「銭原児童遊園」に立っている看板なんですよ。というのは地元民の利!(笑)

早朝の山の景色がライドに色を添えてくれます。立ち上がる霞は前日の雨の名残り。

ポタリングとはいいつつも、山間部にもポイントがあるので朝の涼しいうちに汗をかいておこうという作戦でしたが、この風景が正解を物語っていますね。早朝の山ライド、良きかなー。

私はこのぽたんぷで「北摂」の概念を塗り替えられたのですが、茨木住まいには「高槻市・茨木市・箕面市」あたりが北摂、少し足を延ばした「豊能町・能勢町」からは別エリア、ととらえていましたが、ぽたんぷにおいては、府県堺を超えて「川西市・猪名川町」までが北摂エリアです。世間(北摂)は広いなあ…と実感。まあ、それだけ仲間が多いことを思うと嬉しいことでもありますね。

ここによるつもりは全くなかったんです。本当に。
丸一日のライドでは脚を温存したいし…そもそもクライムは得意ではないし…。

でもね、妙見山に向かう分岐をパスする瞬間にね、「ここ2ポイントかー。ぽたんぱー集結してるかもなー。」というイメージが頭をよぎった瞬間、気づけばハンドルはなぜか山頂方面を向いてるんですよね…。

という、まったく同じ思考ルーティンで【妙見山】に集まってしまったぽたんぱー達の図。(笑)

さらに息も絶え絶えに登頂したライダーには、休む間もなくジャンケン戦闘員が襲い掛かる!!
このように、妙見山の入り口では地獄絵図のようなかなり楽しい時間が繰り広げられていました。(笑)

そうそう、ジャンケン大会といえば、冬のぽたんぷの時に思ったことを今回形にしてみたんです。

それは「友だちたくさんできかけるけれど、自己紹介がままならない問題」。せっかく出会ったのにうまく自己紹介ができなかったのが心残りだったので、今回出走準備の際に名刺のようなカードを作ってみたんです。

ジャンケンを中心に会話することは多いのですが、後で「あれは誰だっけ?」とかなるので、ちょっとした自己紹介代わりのアイテムです。受け取ってくださったぽたんぱーの皆さま、ありがとうごさいました!

妙見山の入り口での話題は「なぞのモニュメントはどこにある??」ということ。あれやこれや話している人たちに混じりに行ったのですが、実は私、先日の【一庫ダム&龍化隧道ライド】にて偶然にもその場所を訪れていたのです。

そしてちょうど、これからそこへ向かうところだったので「私、今から向かうんですが一緒にい行きますか?」ということで、ぽたんぱーさんと一時のペアライド。こういうコミュニケーションやライド体制の柔軟さはぽたんぷならではですね!

約15分間のライドで、無事に一庫ダム公園の入り口に到着。この恐竜様の金属製の蔦が【なぞのモニュメント(10p)】です。おめでとうございます!

同行したぽたんぱーさんともここでお別れ。ちなみにこの方とはこの日何度もお会いすることになるのです。ぽたんぷって不思議で面白い!

モニュメント前でやはり複数のぽたんぱーと出会い、お話しながら次の目的地を考えます。こういう時にここまで走ってこられた方に情報を聞くのがとても楽しく参考になります。

私「これから猪名川の方に行こうかなーと、多田銀銅山っていったことないんで。」
ぽ「あ、さっき回ってきたんですよ。そっちを目指すなら御社橋もまわれますよ。」
私「そうなんですか!いってみます。」
ぽ「ちなみに、私は見山の郷をめざそうかと…」
私「あ、そこは騙されやすいんですが、手前の銭原にね…」

とういうような会話が弾むんです。なんだかいいですよねー。

ということで、私の方はさらに山を西へ。猪名川町にある【多田銀銅山遺跡】をめざします。

一時川西市の街中を走るのでがらっと環境が変わりますが、やがて景色は落ち着いた自然の風景に戻ります。このあたりの道はまったく知りませんが、ゼッケンプレートを付けたバイクについていけば間違いありません。

健脚ライダーのあとを必死でついていったら【多田銀銅山遺跡】に到着。ここは全くの初見ですが町によってしっかり整備された産業遺構です

遺構好きとしてはたまらない保存状態と景観。すぐそばには「悠久の館」という資料館も併設されていて、この銀銅山の歴史を垣間見ることができます。大阪のすぐそばの猪名川町に鉱石の採掘場があったんて今回初めて知りました。

広々とした広場、そして併設の資料館ではしっかり休憩をとることができるので、ここでライドを中断してレストタイムです…といいつつ、ぞくぞくとぽたんぱーがやってくるのでジャンケン大会にいそしみます。

ようやく落ち着いて、史跡の看板などをじっくり読みこんでいると…「鉱物の神様をまつった神社」「現在も入れる坑道」…だと…!!

これは行かざるを得ませんね。休憩がてら「旅モード」にチェンジです!

遺構のあった「悠久の広場」から奥に進むと素朴な田舎道に立派な屋敷、という一風変わった珍しい光景。江戸時代から銀山で栄えた鉱山町であった名残をしっかりと感じます。なんでも当時は「銀山三千軒」とも言われたそうな。

鉱物の神様を祀った「金山彦神社」。清流を渡って石段を上ると古く素朴な社が現われます。海の近くには海の神様がいるように、全国の鉱山には鉱山の神様がやはり祀られているのだそう。しきたりはよくわかりませんが、鳥居の上に石を並べていくのが風習なのでしょうか。

本日のワクワクポイント。絶賛公開中の「青井間歩(あおいまぶ)」。間歩(まぶ)とは鉱山で鉱石を採るために掘った穴(トンネル)のこと。先ほどの金山彦神社から約200mくらい。

誰もいない(受付や警備もいない)。しかしフェンスはしっかり開いており、旅人を洞窟の中にいざなってくれています。この何もない誰もいない感はヤバい!!(誉め言葉)

うぉおお!!た・ん・け・ん・だーーー!…とテンションMAX状態の私。

ライトアップされるも薄暗い坑道内、反響する足音、時折滴る雫、そして進むほどに極端に低くなる気温…、頭の中はすでにインディー・ジョーンズです。

洞窟内は15度前後。この日の気温は30度台。体感差がすごい。そして明らかに手掘りであろう壁面と天井。坑夫が窒息しないように、上部には山の上から開けた手掘りの空気穴もあるようです。だから風が流れるのか…。

坑道の延長は約50m。途中でくの字に折れ曲がるので、出入り口が見えなくなるのもポイントが高い。実際の採掘場の跡にはフェンスがしてありますが、掘りかけの鉱石たちが宝物のようにキラキラ光っていました。今思うと鉱石の金属部分が反射していたのでしょうか、ともかく他の何とも違う、洞窟内の宝物感がすごかったのです。

洞窟の外には露天の採掘場跡も。これはこれでまさに遺構。素晴らしいロケーションです。この秘境感はスゴイ!!

…そういえば「ぽたんぷ」の記事でしたね。(笑)

ここでポイントの写真をとるだけ、というのは本当にもったいない!この「多田銀銅山遺跡」は立ち寄って散策すべきですよー!!とストーリーズでつぶやいたのでした。それにしても気づいて巡れた自分の嗅覚に関心です。さすが自転車旅人(自画自賛)。

最後は資料館である「悠久の館」に立ち寄り。じつは隠れ鉱石マニアである私。採れたて(?)の孔雀石(クジャクイシ)や黄銅鉱、青銅鉱にテンションが上がる!(マニアックすぎ)

時は12時。正午です。多田銀銅山遺跡からほど近く、ぽたんぷポイントのカフェでお昼ご飯をいただきましょう。

ということで訪れたのは【Cafe 山の駅】さん。なんでもオーナーがトライアスリートで自転車乗りに寛容なカフェだそう。たどり着いたときにはすでにバイクの数がこの状態。これ、全部ぽたんぱーです。

シェフおススメの「オムハヤシ」を注文。トロトロの卵と煮込まれたハヤシソースがおいしい!!あと、ライドの疲れかお水を何杯もおねだりしてスイマセンでした!

そうそう、料理を待つ間にサドルバッグに置き忘れたマップを取りに外に出ると、いきなり始まるジャンケン大会(笑)。ここでも数人と勝負しましたが、ゲストライダーの【管理栄養士EMI】さんに初めてお会いしました。ラッキー!

豪雨。山の駅で雨雲レーダーが赤いとかなんとかって、話題だったんですよ。オーナーさんも雨が止むまでゆっくりしていきますか?っておっしゃってくれたんですがね…。

自転車旅人とは不器用なもので、そのままライドを続行したのでした。なのでズブ濡れ(馬鹿)。

水も滴る良いライダーになりすぎましたが、そのままポイントの【御社橋(オヤシロバシ)】をクリア。ちょうど目の前が「多田神社」だったんですね。ここは折角なので参拝していきましょう!(なお豪雨)

人っ子一人いない豪雨の境内と思いきや、休憩所に人影が…と思ったら、ここにもぽたんぱーが。雨宿りするその感覚は正しいとしか言えません(笑)。ずぶぬれの私に気づき声をかけてくださったので…やはりジャンケン大会!!残念ながら、ここで私のホシールは尽きてしまったのでした。

この日は午前中を山ライドで汗をかき、午後からは家に引っ込んで休憩して、夕方に再ライド。という計画を立てていたんですが、猪名川~川西に来てしまった以上、帰るだけでも体力がいるので、開き直って午後からも走り続けることに。

豪雨に見舞われはしたものの、気温が下がったのとウェアが濡れたことで体感温度もぐっとさがったことで、思いのほか午後からも快適ライド。そんな感じで池田市街まで降りてみると、【イワプッチサイクル】さんのポイントが近いことに気が付く。そういえばインスタで「ホイールが目印」って書いてあったな…ということで、無事発見。10秒10mライドをなんとかクリアして、ポイントをいただきました。

多田神社でお会いしたぽたんぱーがおっしゃっていたのが「街中は車と信号が多くて大変」ということ。池田市街からはこの言葉を痛感。街中では思いのほか距離が伸びないし、走行も山に比べるとストレスフルに感じます。そういう点ではここからが第2ステージのような感じ。

池田市のポイント【斉芳亭(せいほうてい)】は地図ではわからずウロウロしていたら「水月公園」の中にあることが分かりました。こういう隠れスポット的なポイントもあるのだから面白い!

池田から少し南下した豊中市街で立ち寄ったポイントが【和菓子処 喜楽】さん。新しくお洒落で、一見すると和菓子屋さんと気づきにくいお店。名物は「どら焼き」です。

しかし、私が立ち寄った時点では多くが売り切れ!…そうか、早いうちにぽたんぱー達が買い占めたに違いない…と思いつつもなぜか嬉しい気分になります。ここで味の違うどら焼き3つをお買い上げ。

お店を出ると10歳くらいの女の子とばったり。あれ?サイクルウェアだ?と思ったら、親子きょうだいのご家族ぽたんぱーでした。「これって本当に良いイベントですよねー」とお母さん。電動自転車の前後に子どもさんを乗せておられます。そしてお父さんと女の子は二人とも「S-WORKS」!?なんかすごい家族に出会いました。でも、年齢性別脚質関係なく、自転車に乗るということだけで参加して楽しめる「ぽたんぷ」って本当に素晴らしいですね。

本当は15時から服部緑地で開催される「平野由香里さん」とのライドにも合流したかったのですが、時間的にこの位置からでは不可能なので、このまま私のぽたんぷも仕上げの方向へ。

地元のランドマーク【太陽の塔】は外せないポイント。前回もポイントでしたがその時は朝一番で写真撮り放題。今回は15時過ぎ…人が多すぎる…なんならぽたんぱーは悪目立ちする…(笑)、ということで一瞬の撮影タイムだけで、華麗にクリア。

ちなみに本当の「自然文化園中央口」までは自転車侵入できないので、橋の手前からしか撮れませんよね??

なんか地元に戻ってきて謎の安心感。日頃見ている景色だけれど、長旅?の後はセンチメンタルになるのでしょうか。

ゴーーール!!、といっても自分で決めるわけで、これもぽたんぷの良いところ。茨木市の高台にある【りくろーおじさんのチーズケーキ】でお土産を買って、ポイントをゲットしての締めくくりです。

うん、長かった。そしてたくさんジャンケンをしたなあ。

はい、ラムネライダーの「ぽたんぷ2」の結果がコレ。それなりのホシールとショップ関連のポイントが集まりました。自己採点ではフォトスポットをあわせて80点くらいかな。

けれどシールの数(負けて渡したのも含めて)分だけ、参加者のみなさんと触れ合えたこと。そして、地元と認識しながらも、それよりもずっと広くて深い「北摂」を知れたことが、イベント参加の賞品だと思っています。

走行距離102.3km、獲得標高1,264m、実走行時間5時間40分…、って、どこがポタリングやねーーーん!!!、と一応自分につっ込んでおきましょう。

まあ、自分で決めて自分で走る。人によってはポタリングで、人によっては1DAYロングライド。そんなイベントです。そしてそれが間口を広くしている良いところなんですよね。喜楽で出会ったご家族ぽたんぱーなんか最高じゃないですか。

そしてこの後、イベントの1週間後には、インスタライブで表彰式も催されます。順位順ではなくて飛び番で商品があたる仕掛けもうれしい。「北摂」という限られた舞台は、どこかでまた参加者が再会しやすい環境でもあるし、参加者だけでなく関係する事業者を含めた地域のコミュニティーづくりの大きな原動力になっているはず。

自分の中で、どこかでは「知るひとぞ知る」イベントであってほしいと思うこともありますが、より多くの北摂民が参加してコミュニティーが広がっていくことも素敵だと思います。

とにかく、きっと全員大満足のイベントがこの「ぽたんぷ」。

あー!楽しかった!!!
願わくば、この素敵なイベントが継続できますように。

というお話でした。

めでたし、めでたし。

★ちなみに、第1回「ぽたんぷ」の様子はこちらから★

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