【自転車試乗レビュー】2025年サイクルモードの収穫

自転車×日記

毎年恒例となった「サイクルモード大阪」へ今年も行ってきました。

★過去記事はこちら★
□2024サイクルモードの様子
□2023サイクルモードの様子
□2022サイクルモードの様子

初日が私用のために参加できず、結局2日目になってしまったんだけど天気はあいにくの雨。強いて言うなら小雨だったので、なんとか行けるかな~という感じ。

前向きに考えたらお客さんが少なそうなので、試乗なんかはゆっくり楽しめるかも…。

で、会場の雰囲気はこんなかんじ。

確かにいつもに比べて人は半分くらいだけれど、それでもなかなかの盛況具合。服が汚れるのを嫌ってか試乗する人は確かに少なめだったように思います。

着いてからはまず会場内の散策から始めましょう♪

自転車旅エリアでは各自治体がご当地アピールとプライズ配布をされていましたが、自分の自転車旅でほとんど行った先だったりしてちょっぴり懐かしい感じもしました。行けていないのは北陸と沖縄くらいだったのでそこらの資料はきちんと入手。

物販関係は売り切りのため二日目の午後に安くなる傾向があるので、お店の場所だけ覚えておいて帰りがけに回るとしましょう。

肝心のバイクメーカーや代理店ブースですが…「価格が高い」に尽きますね。
こればっかりは消費者側でどうしようもないけれど、普通に初心者が「買おう」と思える値段ではないですし、中級者~が「買い換えよう」と思える値段でもない。感覚的にはロードブームがあった2015年前後から価格は倍以上になってますね。

試乗はしても買わないよ。っていう人が多そうで自転車業界はこれから厳しくなっていくだろうなあ。サイクルモードも今後どうなっていくのやら…。

とはいえせっかくの機会なので、しっかり試乗はさせてもらってレビューを書き留めておきましょう。

ちなみに有名ブランド&高級ロードバイクは私の興味からすっかり外れてしまっているので、ちょっと気になった自転車を中心に試乗をしてきました。

三角形の色モノフォールディング「STRIDA」

一昨年も去年も乗ってみたけれど、相変わらず独特すぎる存在感。

三角形フレームと前後片持ちフォーク。底辺のフレームが着脱できて上部頂点を起点に前輪と後輪をマグネットでくっつけると棒状にたためてしまう。電車輪行もバス輪行もブロンプトンよりも場所をとらないのである意味理想的なフォールディング。

しかし独特な後傾ライドポジションとクイックすぎるハンドルには慣れない。けれどずっと消滅せずに販売されているわけなので、そこそこ需要のあるモデルなんでしょうね。

ここから進化できない…「YAMAHA YPJ」

安定のYAMAHAの電動ロードバイク。ロードモデルは「WABASH」っていいます。

商品の完成度は素晴らしく高いと思うんだけれど、果たして電動ロードモデルの需要はどの層に受けるんだろうといつも疑問に思っちゃう。車重が重いのと通常アシストで後続99kmというのは微妙すぎて旅の相棒にもなりにくいもんなあ。

ごつくて重いから車載もしにくいし電車輪行はもってのほか。じゃあ自宅発着で片道49㎞?または長旅としてお宿で充電して距離伸ばしていく?というような使い方になりそう。やっぱり個人消費者向けでは厳しいから観光地などでのレンタル用途が一番向いているのかな。

そうそう、面白かったのは「ダンシングができない」こと。フレームが重すぎて片方に振ったらこけそうになって力ずくで姿勢を戻さないといけないのは危なくって新鮮でした。まあアシストあるからダンシングの必要ゼロなんですけどね。(笑)

でも、こんなバイクをまじめにつくるYAMAHAさんは大好きです!

個人的自転車の最終進化系!「BESV SMALO」

今回の試乗で最も衝撃的で、かつ私的には「来るところまで来た、世紀末モデル」自転車の最終進化系がコチラです。

何が衝撃って「ギアチェンジのオートマチック(!)」が搭載されていたこと。

オートアシストはいくつものメーカーで採用されているけれど、内装7段のギアをセンサー制御で自動変速するモデルはこの子が初めて。人間は純粋にエンジンとなってペダルを回しづけるだけ。あとは負荷にあわせてモーターとギアが仕事量を調整するから、人間さんは頭つかわずペダルまわしててくださいねーって感じ。(笑)

人間を管理する自転車…「恐ろしい子…!」ちょっとマトリックスの世界観を感じた不気味なモデルでした。スポーツ自転車乗りは同じ感想を持ってくれることと思います。よく言えば究極のママチャリですね。

シンプル=軽い=快適。これでいいじゃない「UNIZE ZEIT」

そういえばブルホーンバーって握ったことないや。ということでたまたま見つけたバイクに試乗させてもらいました。

ブルホーンバー以外にもギアはシングルスピードでブレーキレバーはコンパクトな補助ブレーキというくらいにシンプル。単純に部品点数が少ないということでの「機能美」を感じましたね。

何よりびっくりしたのはペダルの軽さ。変速機構のもつフリクションロスって体感レベルであったんですね。街中はこれで十分で、ずっと以前にピストバイクがプチブームになったのもわかるような気がしました。うーん、これは一台ほしくなってしまう。

ちなみにブルホーンはブレーキ握れないのでカッコいいけど危ないな、というのが私の結論です。

そうそう、これこそロードバイク「Khodaabloom STRAUSS RACE」

日本のバイクメーカーは頑張っている!!その代表のひとつがコーダーブルーム

やっぱりブースを観たら乗らざるを得ないという日本メーカーびいきの私。アルミバイクっていうのがまたいいですよね。

今や新車デフォルト装備だけど、ディスクホイールが足回りを固くしていて、そこにアルミフレームが合わさると…レーシングバイクの出来上がりです。

個人的にアルミバイクの固い乗り心地とシャープな反応性が好きな私にはこのバイクが大好物なのです。このカラーリングも地味色バイク全盛時代の今には鮮やかに映るのです。

自転車趣味人の心の友、東京サンエス(ワンバイエス)「JFF」

自転車のりのバイブルである東京サンエスカタログを今年もゲットしに行きました。いつも本当にお世話になっています。

あわせて試乗するのは「JFF(ジャパニーズ・フィット・フレーム)」型番はわからなかったですが、ブースの方曰く「新作ですよ、しかもリムブレーキの…(キラーン★)」ってカッコよすぎでしょう。

数多のロード乗りがリム全盛にパーツをそろえてしまっているがゆえに、こういったフレームの意義は大きいのです。

しなやかで頑健なクロモリフレームはまさに「ネオクラシック」これで一台組むのが今の夢ですね。

一応…で乗れちゃう100万円オーバー「FOCUS IZALCO MAX」

イザルコマックスが予約なしのふらり立ち寄りで乗れちゃう気軽さ。雨だった故のラッキーですね。

文句なしに軽くて固くてしなやかで速い。まさにハイエンドロード。雑誌やネットでしか見られないあのモデルに乗れたという満足感!!

しかし…果たして自分の普段乗りのロードバイクに比してその金額に見合った性能差があるのか(又は引き出せるか)と言われれば、もちろん「否」です。

個人的に憧れのバイクというのはあくまで「少し高級で一応手の届く価格」で「趣味性の満足感に応えてくれるもの」だと思うんですけれど、100万超えるともう憧れすらないですね。試乗してこんなもんかと納得しておわり。この夢が見られない価格高騰は代理店のみなさんも苦労されているんだろうなあ…。

感想のまとめ

ということで、思う限り試乗もできたことだし、物販でもワゴンセールで色々と買えたし、会場内ポイントラリーや出展ブースで数々のお土産をゲットできたりもして、すこぶる満足感の高いイベントでした。

入場券の値段以上の「体験価値」がまちがいなくあるので、自転車好きなら必ず参加することをお勧めします。

ただ、自転車業界の雲行きが気になる…というか、ブームから10年くらいたつのでそろそろ何か動きがないとしぼんでいくような気がしてなりません。

なにやら色んな事情によるバイク価格の異常な高騰。消費者視点ではオーバースペックなコンポーネント。趣味の域から少しずつはみ出していく専門性など、どの角度から見ても初心者にとって業界参入のハードルが上がり続けてるなあというのが実感です。

地域おこしのイベントや自転車旅行客の誘致といったソフト面も、ブーム期ほど人が集まらないことや自転車乗りがお金を落とさないという結果がここ10年でハッキリわかってきました。

私も以前はヒルクライムイベントに出場したり、地域イベントにグループで参加したりしていましたが、いまは個人でソロ旅をするだけになっています。個人レベルでも活動領域が縮小しているので、全体ではより一層…という気がしてなりません。

結局なんだと言われれば、サイクルモードは長く続いていますが内容はあまり変わっていないなあと。ここらでなにか大きくやり方を変えたり新しい価値観を見せてくれたりしたら、個人的にうれしいなあ。ということでした。

とはいえ、来年も必ず行きますけどね~!!

おしまい。

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