初心者向け:和歌山のロングライドと神社巡り

自転車×日記

毎年恒例の初詣ライド、今回は和歌山県の「紀の川」沿いに寺社仏閣を巡るプチロングライドです。

思い返せば昨年2024年の初詣は滋賀県の東近江にある「太郎坊宮」へ行ったんだけれど、写真があまりに少なくてアップできていなかったな…という反省とともに。(笑)

上が簡単なルートです。大阪からJRの紀州路快速に乗って一路「和歌山駅」まで。ここをスタートして紀の川を北上しながら参拝していくのが今回のルートです。

ゴールはJR&南海「橋本駅」。つまり片道ライドで輪行にて大阪へ帰るという感じ。

距離にして70㎞、獲得標高950m、総走行時間4時間というロングライドというには少し短めの行程ですが、初詣目的で立ちより箇所が多いのでこれくらいが日帰りライドにはちょうどいいのかも。

和歌山駅から「三社参り」へ

和歌山駅の「じゃない方」のエントランスとなる東口。西口のイメージとのギャップが凄いな。

その分、人も少なめなので輪行解除には苦労しないのが良いところ。

今回のライド装備はこんな感じ。

日帰りロングライドとしてはほぼスタイルが決まってきました。積載としてはフロントバッグに食料、トップチューブバッグに輪行セット、サドルバッグはオルトリーブの旧Lサイズを防寒具入れに。

あとはいつも通り一眼カメラをたすき掛けにしたらライドスタートです。

和歌山市には三社参りというのがありまして、「日前神宮(ひのくまじんぐう)」「竈山神社(かまやまじんじゃ)」「伊太祁曽神社(いたきそじんじゃ)」の各社を巡るのが風習だそう。

どこも駅から近いポイントになるので、まずはこの三社からお参りするとしましょう。

駅から一番近いのが「日前神宮・國懸神宮(ひのくまじんぐう・くにかかすじんぐう)」。うーん、読めない。ちなみに合わせて「日前宮(にちぜんぐう)」ということも多いみたい。

なんとひとつの境内に2社があるという全国でもめずらしい神社だそうです。

境内は御神域のため撮影はNG、参道付近だけ記録として撮影しました。

お正月とはいえ、1月5日だったので人はまばらです。その分おちついて参拝できたのはラッキー。

個人的に面白かったのが、この「青白幕(あさぎまく)」。お正月は「紅白幕」のイメージですが、御神域なのであえてでしょうね。ちかくの神社ではあまり見かけないので新鮮でした。

日前神宮をあとに、少しだけ自転車を走らせるとあっという間に到着したのが「竈山神社(かまやまじんじゃ)」。

ここにはなぜか着物姿の若い女性が多く、これも何かいわれがあるのかな?

竈山神社は「名づけの神様」らしく、ここでお名前を授かる子どもも多いのだそう。

そして竈山神社から少し距離を走ると見えてくるのが「伊太祁曽神社(いたきそじんじゃ)」

先の二社よりも立体的で奥行きのある境内が特徴。ここは紀伊の国一宮の一つでもあるのでそのスケール感にもうなづけます。

森の中にあるような感じがしていたんですが、ここに祀られるのは「木の神様」。木々や緑といった自然をつかさどる神様のようでした。

そして、ここで和歌山「三社参り」が完成です。

和歌山電鐵とニタマ駅長

実は和歌山三社参りの神社はすべてがローカル線である「和歌山電鐵」の路線沿いに位置します。

自転車も必然この路線沿いを走ることになるんですが、車両がかわいくて素敵なんですよ。ちなみにこれは道中すれ違った「チャギントン電車」

で、事前情報によると以前話題になったことがある「ネコの駅長さん」がいる駅がこの和歌山鐡道の終点駅だそうで、ここはぜひとも寄っておこうとなったわけです。

「喜志駅」のはずなのに「TAMA」の看板のネコ型駅舎、うーん徹底していますねえ。

初代タマ駅長は鬼籍に入っておられて、今は2代目の「ニタマ」さんが駅長を務めておられます。

そこはかとなく駅長の威厳が漂います。

一方、先代は駅舎の中で神様として祀られており、しっかりした神社が構えられています。

駅長の功績写真に囲まれたダイヤ表。タマミュージアムも併設されているので、ネコ&電車好きにはたまらないスポットだと思いますよ。

一方私は筋金入りの「イヌ派」なのですが、その話はまたのちほど。

厄除けの観音様「粉河寺」へ

紀の川サイクリングロードが気持ちよすぎる…。寒いけどね。(笑)

紀の川の河口からずーっと河岸を伝うこの道はあの「京奈和自転車道」の一部。ということは、頑張れば家まで帰れるじゃん!とか思ったり。

しかし今回の目的地は別にあるので、自転車道をバイパス的に使ってあっさり市街地へ。

目指すのは西国第三番札所「粉河寺(こかわでら)」です。

この羅生門的な風景は、大門を構える場所では必ず撮りたくなる構図なのです。

ここは厄除けの観音様でおなじみの場所だそうで、見るからに広い境内には多くのお堂と、そして神社までが存在します。

春には桜が凄いことになるんだろうなぁと想像が膨らみます。

新春から厄除けのお願い。今年はいろいろチャレンジするので、厄に引っ張られないよう頑張らねば!

小高い丘の上には「産土神社」があり、この日は刀演武の奉納がされていました。

なかなか見られるものじゃないので、せっかくなので見学させていただきます。

御神犬に会いに高野山のふもとを目指す「丹生都比売神社」

さあ、ここからは進路を変えて山を目指します。

和歌山といえば「高野山」が有名ですが、本日目指すのはそのふもとに位置する「丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)」です。

紀の川沿いから山を目指すのに利用したのは広域農道の「紀の川フルーツライン」

整備されてそれほどたっていないので、路面状況はきれいだし何より景色がいい。

バイクの方はよくツーリングのルートに組み込まれるようですね。

この日は自分以外にローディーは見かけませんでしたが、和歌山ライドのおすすめコースには必ず上がってくるのは納得です。本当に気持ちがいいコースでした。

で、サクッと着いた…と言えたらカッコよかったんですが、途中10%越えの坂を延々クライムする過酷な道中でした。

で、たどり着いたのが本日のメイン目的地「丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)」読めん!!

坂もキツかったけれど、なによりも「寒い…」。山エリアになって標高が上がるので気温も気づけば氷点下です。

池が凍り付くほどの状況なので、ここに長居していると命に係わるかも…(実際ここからのダウンヒルはやばかった)

禊橋(みそぎばし)と呼ばれる太鼓橋。残念ながら立ち入れない状態だけど、ここを渡ることであらゆる穢れが浄化されるのだそう。

事前情報では参拝者も渡れると聞いていたのでちょっと残念。

ここへの参拝の目的はコレです。

ネコ駅長のところで「イヌ派」をアピールした私ですが、おうちには黒と白の2匹の犬を飼っています。

でここには御神犬として実際に白黒2頭の犬がおられるのと、道を開く御利益があることで私の生活にいろいろとぴったりくる神社なんですよね。そこで初詣ライドに和歌山を選択した、ということ。

毎月16日に御神犬が公開されるので、この日は会えませんでしたがお参りはしっかりと。

ちなみにワンコ連れの家族も多く参拝されていました。

ここに祀られている丹生都比売大神が白黒のワンコを連れた狩人に姿を変えて、弘法大使を高野山に導きその地を与えた。という壮大なストーリーがあるんですよ。

丹生都比売神社を後に、極寒のダウンヒルを走り切って、凍えきる前になんとか市街地まで下りてくることができました。

事前情報ではこの地域に「丹生(にう)」がつく神社がいくつかあったので合わせて回ってみようということで、やってきたのがここ「丹生酒殿神社(にうさかどのじんじゃ)」

先ほどの丹生都比売大神のためのお酒を造った神様らしく、大きな樫の木と公民館的な小さなお社が印象的でした。

もう一つの丹生神社丹生官省符神社(にうかんしょうぶじんじゃ)」読めん!!!

この神社は、高野山のふもとにある「女人高野」とも言われる「慈尊院」の境内にあります。

女人禁制の高野山の代わりにここに寺社を構え、弘法大使が高野山から降りてきて説法をしたとかなんとか。弘法大使の母上もここで暮らされていたそうです。

ゆえに女性の祈願が多く絵馬もお乳の形をしているということですね。

その「慈尊院」から長い石段を上がると見えてっ来るのが丹生官省符神社(にうかんしょうぶじんじゃ)」です。

祀っているのは丹生比売都大神なので、丹生比売都神社と同じですね。

こちらの方が大々的に御神犬を構えていて、お札やお守りが充実していた感じです。

表参道と門前町。決してにぎやかな場所ではないのだけれど、この景色は時代を超えてここにあったもの。と考えると感慨深いものがありますね。

ミッション完了、橋本駅から大阪へ

帰りのお土産を買うのにちょうどいい道の駅がありました。

最近はご当地のワンカップ地酒を買うのがマイブーム。今回は神社巡りだったので、奉納された酒樽の銘柄をひそかにチェックしていた私です。

日本史にかなり疎いので恥ずかしいのですが、ここは真田幸村のゆかりの地なんですね。

確かに大河ドラマを見たことはほとんどない…

「ぐわし!!」

がわかるのは昭和世代の証。

楳図かずお先生はここが出身地なんですが、もっと大きな何かは作られなかったのかな。とはいえ橋本駅のシンボルです。

ちなみに以前に高野山ライドをした時もこの駅発着の輪行で、全く同じ構図で写真撮ってました。

南海とJRの乗り入れ駅だけれど、今回は南海で天下茶屋を目指して大阪まで帰ります。その方が早くて安いんですよね。

ということで、しっかりお参りもしたので、この小さな置物をには我が家の狛犬となってもらい1年間を守ってもらいましょう。

最後にかるーく今回の行程を動画にて。

ロングライドのコースとしては「紀の川サイクリングロード」や「紀の川フルーツライン」を利用することで気持ちの良いライドが楽しめます。神社仏閣やご当地の食べ物なども充実しているので、高野山方面に手を出さなければ初心者にもおすすめのコースですよ。

私にとっては毎年恒例の初詣ライドですが、今回も楽しく初詣&ロングライドができました。

めでたし、めでたし。

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